しろがねの大鎌を背負い、
灰白色の外套を翻し、凛とたたずむ美しき審判者

彼の左手に刻まれた天秤が光り輝くとき、運命が動きだす



Buona fortuna!



世界観  審判の紋章  登場人物  物語


















World view

 『審判者』である主人公(以下、彼)の物語。
 時間軸は至って曖昧。2の時代を歩んでいるかと思えば、1の頃を懐かしむ文章であったり、3や4の頃へと旅していたりする。なぜなら主人公である彼の記憶を頼りに綴っている、彼の旅行記のようなものであるから。しかし彼の旅は今現在、既に終わりを告げているので、彼の語る過去史のようなものだと思っていただければ納得がいくかと。たまに他者から彼への想いが綴られた文章が見つかることもあるが、そちらは第三者視点の一方的なモノローグ。
 大体ここの頁に書いてある物語の根本さえ理解していれば、どの物語から手をつけても解るようになっているはず。物語はほぼ1話〜2話完結形式。
 彼個人の詳細なプロフィールはに記しておくが、一般的に伝えられていることについて記すと、誰がつけたか二つ名は『瑠璃色の審判者』である。恐らく彼の髪、そして瞳の色からそう呼ばれているのではないかと推測されるが、詳しい事実はハッキリしていない。ちなみに瑠璃色とはこんな色→
 『審判者』についてもで説明しているのでここでは割愛する。

 



















Rune of Judgment


 『審判の紋章』とは名前の如く、人を裁くための紋章である。その形態は天秤の後ろに大鎌が除く紋様で、普段は灰白色をしている。『審判の紋章』は『27の真の紋章』に含まれないといわれているが、継承者であるは歳を取っておらず、その理由はいまだ判明していない。
 過去、と名乗る青年以外に『審判の紋章』を宿していたという資料はない。
 『審判の紋章』を宿し、審判を下す者のことを『審判者』という。
 『審判者』より審判を下される者のことを『審判を受けるもの』という。
 そして審判者は審判をするに当たり、大きく分けて3つの制約がある。
  一、審判者は、審判を受ける人物に審判のことを伝えてはならない
  二、審判者は、審判を受ける人物に特別な想いを抱いてはならない
  三、審判者は、審判には公正な判断を要し、決して見誤ることがあってはならない
 そして、このうちの1つでも破ることがあれば、天および神は、審判者と審判を受けるものに対して何らかの裁きを下すと伝えられており、『裁き』の内容は享けた者にしか解らないと言われている。
 『審判を受けるもの』は時代を動かす者が選ばれると言われているが、多くのものの意識を束ねたり、引き連れたりする力の持ち主であれば、審判を受ける資格があると言われている。
 『審判』を受け、この世に秩序をもたらす者であれば、それに見合うだけの力や報酬が望めるが、逆に混乱を招く者であれば、裁きを享けることになる。

 



















Characters


 「審判の紋章」を宿す、すべてが謎に包まれた青年。ルックの話によれば随分昔からレックナートの元にいたらしいが、彼女との関係性はハッキリしていない。家族構成・詳細なプロフィール一切が不明。髪の色・瞳の色ともに瑠璃色をしているためか、周囲の人間から「瑠璃色の審判者」と呼ばれている。
 出現条件・存在理由も不明。時代が動く瞬間には必ずいると言われている。
 とはある時期に深い仲となり、彼に裁きが下ったことを実は心の奥底で悔いている。ゆえにには強く出ることが出来ない。幼い頃から見てきたルックが可愛くて仕方がない。城内の子供たちと遊ぶのが日課で、よく子供たちを近くの森に連れ出している。
 誰にでも優しく接しているようで、実は案外人を選んでいる。



ルック

 紋章戦争時、解放軍に参加。本人の話すところによると、とは幼馴染みのようなものらしい。幼い頃からに想いを寄せていたが、なかなか打ち明けることができず、臍を噬んでいた。
 紋章戦争後に旅立ち行方知れずだったと統一戦争で再会。同盟軍として力を揮う。そこでやっと想いを打ち明け、今までの受難とは裏腹にあっさりと恋仲に。とのことはいまだ悔やまれる過去らしく、が仲良くする(それが事務的な会話であろうと)ことがとても気に食わない。
 結構な毒舌家であるが、正論には弱い。冷静なときであれば頭も切れるのだが、些か熱しやすく、駆け引きにはむいていない。



・マクドール

 紋章戦争の立役者。友人テッドより『ソウルイーター』を引き継ぐ。実の父を自らの手で討ち、友人を失ったことがいまだ心の深い傷となっているが、表面上そんな素振りはかけらも見せない。お付きの3人は健在。最近のを見る限り、割と精神的に大丈夫そうなので一人歩きを許しつつある。との仲はクレオだけが気付いていた。
 とは紋章戦争からの知り合いで、一時期深い仲だった。いまはその座をルックに譲って、2人をからかいつつ毎日を過ごしている。心からが幸せになってくれることを願っているが、隙さえあらばに宜しくないちょっかいを出してルックを怒らせている。
 性格は多少、ネガティブな方向に腹黒い。暇になると世界中を周っているため、情勢や雑学などに富んでいる。博識。


 統一戦争時、都市同盟軍軍主。『輝く盾の紋章』の継承者。幼なじみで現在はハイランド軍のジョウイに純粋培養で育てられたため天真爛漫に育つが、実は結構な耳年増。容貌から鈍感だと思われがちだが、逆に人の感情に対してひどく敏感な面を持つ。
 本来はシビアな性格をしているが、甘やかされるのが心地いいので、の前では無垢な子供のふりをしている。
 のことは兄姉のような感覚。親愛に近い。ルックとの間柄も理解しているが、その所為かルックにはあまりいい感情を抱けないでいる。ルックのことに関してのみ、と共謀して画策することあり。
 人見知りもなく、そしてやや寂しがりやの傾向があり、ナナミを失くしてからはその傾向に拍車が掛かっている模様。


 左手に『罰の紋章』を宿す年齢不詳の男(見た目は17〜18)。かつては群島諸国の方で腕を篩っていたらしいが、そこらの事はあまり話したがらない。無口だが愛想は悪くなく、また腕も立つ。空気を読むのがうまい。
 とはかなり古い知り合いらしく、またとも面識があるようだが、仲が良いという訳ではないらしい。
 身なりにあまり気を使わず、行動は大変マイペース。放浪癖アリ。
 

 

















Story


 [main story]

Buona fortuna! [Capisodio 2]  (ルック)
Le chiedo scusa.(ルック) ※リンク切断中

 [another story]

痕跡
If...(シーナ)




【背景提供:Sky Ruins

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